エアコン取り付け時によくある追加工事についてご説明します
配管パイプの延長・交換
配管延長
室内機と室外機を繋ぐパイプで2分3分配管や2分4分配管と呼ばれ、一般的には3m又は4mまでは標準工事内に含まれます。
同じ階層でエアコンを取り付けする場合に3mから4mもあれば足りるケースがほとんどですが、2階に室内機を取り付けして1階に室外機を設置する場合などは配管延長が必要になります。
目安となりますが、2階から1階への立ち下ろし工事だと合計で6mから7mの配管が必要です。
配管交換
主に中古エアコンを取り付けする際に、既存の配管が使用できない(配管が劣化して硬化している等)場合には配管交換をする必要があります。
配管交換をすると追加費用が発生してしまいますが、古い配管を無理に使用すると配管が割れてガス漏れする可能性があるので、エアコン業者の判断に任せるようにしましょう。
室外機の特殊設置
エアコンの室外機は主にベランダ又は地面に設置しますが、屋根の上や壁面、二段置きなど特殊な設置方法が存在します。
特殊設置の場合には専用の架台を使用して取り付けをおこなうので、専用架台と特殊工事作業費が必要となります。
架台については種類が多くあり、特殊設置になることが事前に分かるれば前もってエアコン業者に伝えることで、当日に工事が完了する可能性が高まります。
コンセント交換
100V 15A | 100V 20A | 200V 15A | 200V 20A | |
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名称 | 平行型 | アイエル型 | タンデム型 | エル・バー型 |
冷房能力の目安 | 6〜8畳用 | 10〜12畳用 | 14畳〜16畳用 | 16畳用以上 |
プラグ形状 | ||||
コンセント形状 | ||||
表示マーク |
エアコンのコンセントには種類があり、差込口の形状と異なる場合には「コンセント交換」が必要になります。
インターネットでエアコンを購入する場合には、商品説明欄にコンセントの形状(表示マーク)が記載されているので前もって確認することが可能です。
エアコン専用コンセント(専用回路増設工事)
エアコンは家電製品の中で電力消費量が大きく、専用の回路(コンセント)を使用するのが一般的です。
古い建物だと専用コンセントが無い事があり、家電量販店ではエアコン工事を断られた方も多いかと思います。
※専用コンセントではないとブレーカーが落ちやすい等の理由があります
当社のようなエアコン工事専門店や空調会社であれば、エアコンの近くに専用のコンセントを増設する事ができますのでお気軽にご相談下さい。
室外化粧カバー
配管を覆うプラスチックのカバーで主に見た目を良くする為に使用される部材です。
化粧カバーは取り付けしなくてもエアコンの機能は損ないませんので、ご予算に応じてご検討して頂けたらと思います。
エアコン取り付け後にはカバーの取り付けが難しい場合がありますので、エアコンを設置する前に化粧カバーの設置有無をエアコン業者さんにお伝え下さい。
※基本的にはお客様から化粧カバーのご希望がなければ化粧カバーを使用せずに取り付けます
室内化粧カバー
室外化粧カバーと同様で、配管を保護して見た目をスッキリと見せる部材です。
室内機の設置場所から配管を通す穴までの距離が離れている場合には配管がむき出しになるので、見た目が気になる方にはオススメです。
穴あけ工事
エアコンの設置する場所の近くに配管を通す穴が空いていない場合には「穴あけ工事」が必要となります。
穴あけには建物所有者の許可が必要になるので、賃貸や借家の場合には建物の所有者又は不動産に確認をお願いしております。
また、新築建物の場合には建物図面をご用意頂けるとスムーズに作業を始めることができます。